【2泊3日】テント泊で黒部五郎岳へ




連休が取れたので初めての連泊 に挑戦。


 最初は2泊3日でしか行けない 赤石岳を考えていましたが、近づいてくると 南アルプスは全般で天気が悪く、北アルプスが天気よさそうだったので急遽 北アルプスに変更です。

北アルプスで2泊3日というと選択肢はいろいろありますが、今回はテント泊で行きたいと思っていたので、岩場がある白馬から五竜への 縦走や、大キレットから槍ヶ岳への縦走など、その辺は除外しました。

そうすると立山もいいかと思いましたが、よくよく調べると立山と剱岳は1泊2日でも行けそう!?

 それなら他にもあるんちゃう?と思い、自分にとってはしばらく縁がないだろうと考えていた黒部五郎岳を調べてみました。

すると2泊3日でもなんとか行けそうな感じです。小屋に泊まるかどうか最後まで悩みましたが、テントをあまり使う機会もないのでテント泊にすることに。買ったのに全然使ってないねん。。。

◆Garmin







新穂高


登山口である新穂高は大人気の入山口。

前泊前提で考えないと無料駐車場にはとてもじゃないけど止められません。

今回前泊できなかったため鍋平に停める覚悟で向かいました。
なんとか6時には着きましたが、平日の木曜日にも関わらず駐車場はほぼ満車。
1つだけ止められそうな場所を見つけたので、何とか駐車できました。

久しぶりのテント泊装備に重量を感じつつ、左俣林道を小池新道へと向かいます。
左俣林道は笠ヶ岳以来ですが、とにかく長い。

と言っても始まらないのでたらたらと歩きます。
山小屋が水不足という情報が Twitter (X)に上がっていたため、どうにかなるように 2 L 分水を持ってきました。
しかしもし上に水が出ているなら持ち上がりたくないというのが人情。

降りてくる人に聞いてみましたが、時間帯的にも双六小屋から降りてきている人は林道にはおらず、(当たり前か)わからなさそうだったため諦めて持ち上がることにしました。

長い林道を終えて橋がある分岐までくると、小池新道の始まりです。




小池新道

しばらくはかなり緩やかな道が続きます。

沢沿いの道らしく全体的に岩がゴロゴロしているような登山道ですが、しっかりと整備されているため歩きやすいです。
秩父沢を超えると少し登りがきつくなります。

とにかくひたすらに登って行くと鏡平に出ます。
有名な鏡池があり、これかぁと思いましたが残念ながら槍穂高はガスで見えず。

鏡池から少し歩くと鏡平山荘です。
自販機が置いてあってとりあえずびっくりしました。流石北アルプス。

鏡平山荘では深刻な水不足とのことで、必要最低限の給水でお願いしますと張り紙があります。
山荘前の池もかなり水が減っていて、ぱっと見でも水不足が伺えます。

食事は普通に提供されていたので、給水はせずにかき氷だけいただきます。
暑い中登ってきてかき氷を食べられるのは最高のご褒美です!うまい!

鏡平山荘からは弓折乗越まで急な傾斜が続きます。
林道を含め、緩いながらも長く登ってきた脚には応えます。

なんとか乗越まで到着しますが、この日はガスで展望はあまりありません。

しかし双六岳は顔を覗かせており、その大きな山体に驚かされます。


双六小屋と鷲羽岳

稜線をしばらく行くと下りに入り、双六小屋が見えてきます。
13時半までに到着出来れば三俣小屋まで一気に行こうかと思っていましたが、体力的にかなりきつかったため諦めて双六小屋でテント泊することにしました。

テントの受付を終えた後に設営しようとすると、風が強くてインナーとグラウンドシートをうまく固定できません。 とにかくどうにかこうにか四隅だけ固定し、何とかポールで立ち上げます。

フライシートもバタバタしてしまってかなり苦戦しましたが、どうにかこうにか設営することができました。テント場でこれだけ風が強いところは初めてだったので、いい経験になりました。
しかし直前まで雨が降っていたりして、強風と強雨の中で設営することになったら最悪だなと思います。

テント場はちょうど風が抜けそうな地形をしていて、終始風が吹いていました。
そのおかげか少し肌寒いです。

双六小屋からは鷲羽岳が綺麗に見えます。美しい。
今回登る予定はありませんでしたが、想像以上に綺麗な山で惹かれました。

小屋ではまさかの生ビールが売っていたので、思わず注文。1000円したけど、買うよね。

まさか山の上で生が飲めるとは…。

鷲羽岳の夕焼けが見れるかと思いましたか、残念ながらガスってしまったのでテントにこもってグダグダモードです。


双六小屋~黒部五郎(2日目)

2日目の行程は長いので2時に起き、3時出発にしました。
起きてみると予想外の満天の星空です!

ここ最近見た中で一番綺麗でした。うっすらと天の川まで見える。




小屋を出発し、双六岳へ登ります。結構急。

まずは稜線ルートで三俣蓮華へ向かいます。
途中で日の出がありましたが、稜線ルートだと黒部五郎も見えて良きです。

三俣蓮華から黒部五郎への稜線も見ることができますが、あんなに歩くのかよと思わずひよってしまいます。
三俣蓮華へ登ると黒部五郎、薬師、鷲羽、水晶と名だたる名峰が揃っています。
中々素晴らしいのでゆっくりしたいですが、2日目は時間にあまり余裕がないので景色を堪能した後黒部五郎へ向かいます。

稜線ルートを振り返る




三俣蓮華からの下りは割と急ですが、巻き道との分岐まで降りてくるとそこからは緩やかです。しばらく 緩やかな道を降りて行き、黒部五郎小屋の看板が出てくる少し下あたりから小屋への激下りが始まります。

こんなに下るの?と思うぐらいすごい下りです。
それと同時にここを登り返すことを考えると、とても憂鬱です。

小屋まで下ってくると黒部五郎カールの麓に出ます。
昨日の疲労もあり、ザックを背負ってカールの上まで行くのが時間的にも体力的にも厳しいのでザックは小屋にデポさせてもらいました。

軽身でカールを横断するルートで登っていきます。
カールの大きさ的には千畳敷よりも大きい(広い?)と言ったところでしょうか。
しかしこちらの方が人が入っていない良さもあるかなと思っています。
日本百名山を読むと黒部五郎の五郎は山頂直下の岩々しい部分の事をゴーロと呼ぶそうで、そこからもじったものとの事でした。






少しずつガスが見えてきており、早く登らないとガスが上がってきてしまうので気持ちばかりが逸ります。

カールの壁の麓までも中々遠いですが、麓から肩までは急傾斜を一気に登り上げます。
肩まで登れば、そこからは薬師岳から立山劔、後立山まで絶景が広がります。

が、すでにガスが登ってきています。早い。

とにかく急いで山頂まで登りました。時間をかけて山頂がガスまみれでは悲しいので。

到着してみると多少ガスっていましたが、風があるので少し待てばガスが流れてくれて、一時的に景色を堪能することができました。

薬師岳、赤牛、水晶、鷲羽と奥地の北アルプスを一通り眺めることができます。
赤牛岳は以前針ノ木峠から見ることができましたが、こちらから見た方がかっこいいかもしれません。
笠ヶ岳も見えるという話でしたが、残念ながらガスでした。

山頂は標柱もなく、標識があるのみであっさりとしています。
やはり隠れた名峰という感じがあります。






ゆっくり過ごしたかったですが、ガスがどんどん上がってきてこのまま滞在してもガスまみれになりそうだったので下ることにしました。

ガイドブックでは黒部五郎小屋で1泊して3泊4日がモデルコースですが、理由がよく分かりました。山頂での景色を堪能するには黒部五郎小屋を朝早くに出るのがベストです。
しかし黒部五郎小屋で宿泊しないと山頂に朝早くに着くのはトレランでもないと難しい。
モデルコースは万人に向けて単純に余裕を持っているというだけでなく、こういう最高に楽しむためにはこれくらいの時間は必要だよ、という提示でもあるということですね。

下りはひたすら歩いて、黒部五郎小屋まで降りて行って少し休憩です。
オランジーナを飲みましたがオランジーナって汗をかいた後の最高の飲み物だと思うんですけど僕だけでしょうか。うっまいし炭酸抜けてもオレンジジュースだからすっきり飲みやすい。

一息ついたらザックを回収し、また山荘へ向けて出発します。 
黒部小屋からの登り返しが死ぬほどきついですが、覚悟して必死になって登り上げます。
もうこれは気合と根性以外の何物でもない。

何とか登り上げて緩やかな勾配のところまで来れば多少マシです。
また三俣蓮華に上り上げるのはきついと思い、巻き道ルートを選択します。
ところがどっこい巻き道というものの、途中かなりの登り返しがあり、これだったら三俣蓮華に登ってもあまり変わらないんじゃないかと思いました。

しかし巻き道ルートは高山植物が多く、途中開けた場所も多いなど見どころは多いかもしれません。途中のハイマツの中を通るのですが、めちゃくちゃ狭いです。

三俣山荘



何とか三俣山荘にたどり着くと、目の前に鷲羽岳がドーンと構えています。
山荘の方が言うには鷲羽岳の山頂まで往復2時間ぐらいとのことでしたが、とてもそうとは思えないぐらい 存在感があります。

こんなに惹かれたのは鹿島槍以来でしょうか。
三俣山荘のテント場は三俣蓮華側は結構傾斜がついていて、山荘側はハイマツの中で平らなところが多いので設営がしやすいです。
ハイマツに囲まれているので風もなく、水場も近いのでいい感じです。
トイレは山荘のトイレを使うのでちょっと遠いです。
夕食はテント泊の人でも山荘の夕食を注文可能で、鹿肉のビーフシチューをいただきました。

また夕食後に夜カフェというものをやっており、サイフォンのコーヒーやホットミルク、チーズケーキ、もちろんお酒もあります。御嶽山の五ノ池小屋のスタッフだった方がいるとのこと。そういえばあそこもオシャレだったなぁ。
スライドショーで最近通りやすくなった伊藤新道の様子も上映されます。膝までの渡渉が10 何回あるということなので、沢の経験がないとなかなか難しいかもしれません。
それでも今回の整備が入る前は胸までつかる渡渉があったそうで、大分通りやすくなったみたいです。
硫黄の吹き出る様子や、真っ青な水など見どころも多いようです。本来は荷物を三俣山荘へ 上げるために作られた歩荷用の道なので、勾配自体はなだらかで歩きやすいそうです。話を聞いているととても興味をそそられましたし、実際に伊藤新道から来ましたという人も何人かいました。
いつか歩いてみたいですわ。
アプローチも七瀬から高瀬ダムを経由してかなり歩かないといけないので、1日で三俣山荘にたどり着くには渡渉などがスムーズにできる必要があるみたいです。
ただ通るだけで面白い道ってなかなかないですよね。
バリエーションルートと通常ルートの中間みたいな感じなんでしょうか。

スタッフの方のお話も聞けて、夜カフェはなかなか楽しかったです。
三俣山荘が今回来た中でもう一度訪れたいなと思えた山荘でした。実際毎年来るお客さんもいるそうです。今回鷲羽岳が非常に素晴らしいことが分かったので、次は水晶も含めて来てみたいですね。

三俣山荘~双六小屋~下山(3日目)


翌日は同じく2時起床の3時出発を目指しましたが、フライが夜露でビショビショに濡れていて、片付けるのに手こずりなんだかんだ 3時20分ぐらいになりました。
稜線 ルートで戻るか巻き道 ルートで戻るか悩みましたが、巻き道ルートで戻ることにしました。出発が遅れたので双六小屋での日の出は諦めて、巻き道の途中で見ることにします。
しかしこちらの巻き道は予想外に展望が良く、槍穂高や北鎌尾根、硫黄尾根、鷲羽岳がずっと見えます。 途中でハイマツに入ってしまいそうだったので、展望がなくなるのを嫌い30分ほどそこで待機して日の出を見ることにしました。ちょうど後ろ側のカール形状がモルゲンロートしてくれそうだったためです。

しかしこれが 判断ミスでした。かなり冷えてしまい、膝がガチガチになりました。
またモルゲンロートは予想通り良かったんですが、いざ先に進んでみるとハイマツを超えた先にまた展望が広がり、むしろそちらの方が展望が良かったのです。
待った30分がちょっと無駄だったなと 思いました。しかしこればっかりは実際に来てみないと、なかなかわからないです。






三俣山荘では電波が入らず、巻き道 ルートの様子を調べられなかったのもあるかもしれません。自宅で事前に見とけばいい話ですが、予習しちゃうと当日の楽しみが減っちゃうので、最低限の予習しかしないタイプです。
巻き道ルートからは 黒部五郎は見えませんが、双六から三俣蓮華への稜線の壁もこれまた素晴らしく、巻き道と言いながら稜線 ルートに劣らない、いい道です。
双六小屋まで下ってしまえばあとは帰るだけです。

2日前と違い、時間が早く天気もいいので稜線の見晴らしは素晴らしいです。
ただ双六からずっと下ると思い込んでいましたが、弓折乗越の近くまではかなり登り上げるので疲れた体には答えます。 
弓折乗越に到着したらザックをデポし、弓折岳へ向かいます。近いので。

弓折岳まではすぐで、手前の分岐から抜戸岳のいかめしい山体が見えます。
残念ながら笠ヶ岳は隠れて見えませんが、分岐から10分ぐらいなので是非立ち寄った方がいいです。




引き返して弓折乗越からはひたすら下りです。
笠新道ほどのきつい下りではありませんが、こちらは距離が長いので正直飽きてきます。
体はかなり限界を迎えているのですが、気力だけで足を動かしていきます。

何とか小池新道の入り口までたどり着いて、開放感に浸るがところがどっこい。
ここから新穂高までがまたクソ長いのでここで心折れること間違いなしです。

わさび平で一旦休憩し、ラーメンとオランジーナで昼食。

あとは左俣林道をひたすら歩きます。笠ヶ岳の時はこの林道が死ぬほど辛かったですが、今回は教訓を生かし、ロキソニンを飲んで痛みをごまかしながら無心になって歩きます。新穂高までたどり着いたら終了です。

所感


山小屋について

双六小屋受付スタッフの方がアイドルグループみたいな感じで、不思議な感じがしました。 お客さんもカップルやグループが多く、観光感覚で来れる感じなんですかね?にしては上りが長いですが。

黒部五郎小屋
最初スタッフの方が全然わからず、カールを見ながら音楽聴きながら体操してたりしてたので自由奔放な雰囲気だなと思いました。場所的にもある程度時間を取って来る人ばかりなので、のんびりした感じなのかもしれません。

三俣山荘
黒部五郎小屋同様、奥地にある山荘なのでふわついた感じはなく、落ち着いた雰囲気です。スタッフの方は皆さん玄人という感じで、休みの日は北アルプスのいろんなところを歩いてるそうです。スタッフの方も忙しいのでなかなかお話を聞く機会ってないですが、夜カフェで少しお話を聞くことができたのでいい経験できました。

北アルプスは山小屋が多いですが、それぞれの場所の応じて雰囲気もずいぶん違うなと思いました。山小屋の管理をされてるマスターの方の気質にもよるのかもしれません。いろんな形があって面白いもんですね。

テント泊について

今回稼働率が低いテントを使いたいと思い、テント泊にしましたが、テント泊だと装備を背負った状態での行動時間をよく考えないとかなりきついですね。

テントだけならいいのですが、夕食と朝食、行動食も考えると食料がかなりの重量になります。 食料などを基本小屋に頼るようにすれば、30 L のザックでも夏なら行けるかもです。
実際にそういった方で軽快に歩いている人をたくさん見かけました。
最近テント泊も高くなってきているので、だったら小屋泊でもいいかなとは思いますが、小屋は小屋で予約も必要なので難しいところです。
今回シュラフは狙い通りで、フリースを1枚着れば寒いということはなく、むしろちょっと暑いぐらい。
5月や10月だとダウンなどを着込んでいても寒く感じることがあるのですが、7月から9月の間はこれでちょうど良さそうです。3シーズン用シュラフなんですが自分の場合は実質1シーズンですかね。

三俣山荘でポールを使ったタープ1枚だけでテント泊してる方がいました。
すごいなと思いお話を聞きましたが、軽いし炊事も中でできるし、慣れたらすごい楽だよと言っていました。
双六のようなところでは自分はちょっと自信がないですが、風がないところなら悪くないかもしれません。双六小屋のテント場でもツェルトの人を見かけましたが、飛んで行ったりはしてなさそうでしたが、強風だったら分かりません。

果たしてそれで寝れるかどうかはまた別問題なので、一度下界で試さないとわからんなとも思います。その方は最低限の食料とタープで30 L 以下のザック、10kg以内に抑えているということでした。それだと日帰りとほとんど変わらない重量なので、1日で三俣山荘まで来るのもそんなに無理がないのかなと思いました。
軽量化のしすぎはリスクが伴うと思いますが、山小屋の設備が多い北アルプスならありなのかもしれません。それにしても重量が行動範囲に直結することがよくわかったので、もう少し軽量化も考えてみてもいいのかな。

歩き方について

久しぶりだったので体が随分忘れていて、なかなかうまく歩けない。
やはり上りも下りも重心を後ろ足に置いて、太ももを上げて重心移動をゆっくりやると膝を痛めずにいいのかなとは思います。
しかし特に下りではつい前側の足でブレーキをかけながら降りて行ってしまいがち。
重心を気持ち後ろに倒して後ろ足でブレーキをかけながら降りると、ドスンと言わずに降りれるんだけど。
方向転換で足だけでひねって行こうとすると、膝を痛めてしまいがち。足をひねらずに、体をその方向にきちんと向けてやれば問題ありません。 
横着して足だけで向きを変えようとしてしまいがちなので、気をつけなければ。

疲れてくるとこの辺りもなかなか、意識しようとしても体が言うことを聞かなくなってくる。日頃から練習して体に覚え込ませておかないと難しいのかなと思いました。

カメラについて

今回先日導入したZ24120とZ1430の二本で行きましたが、この2本で8割方の用途には応えそうです。
登山用のシステムはずいぶん悩んできましたが、画質、持ち運びやすさ、画角のバランスを踏まえるとこの二本がNikonでは最大公約数な気がします。

本当は望遠で圧縮した絵が欲しいとか、雷鳥をもっとよりで撮りたいとか、星空をもっときれいに撮りたいとか色々ありますが、そのために行動が犠牲になるのはいただけないのでこの辺りが落としどころかなと思います。

ニコンのAPS-Cのシステムもレンズがちょっとずつ充実してきているので、APS にしたいなという思いもちょこっとあります。でもボディがアルプスの登山で使えるレベルのものがない。D500相当のボディが出たら考えたいなと思います。

PZ1228がPZと思えないほどいい感じでコンパクトだったので、惹かれてはいるのですが、Z 50はバッテリーが弱いので寒い状況が多い登山では安心して使えません。
各所のレスポンスもZのフルサイズ機よりも悪いです。安いから当たり前ですが。

かと言って他社のミラーレスもいろいろウォッチはしていますが、システム含めて欲しいと思えるほどのものがないので現状はここが到達点かなと感じました。

実際今回のような天の川も肉眼で確認できるレベルの星空であれば、F 4でもある程度取ることができます。 雷鳥や遠くの山もトリミングすればある程度は対応できます。

Z24120の強いところはこれだけのズーム倍率でありながら、ハーフマクロで、かつギリギリ持ち運べる範囲のサイズだということです。 Z24200も購入して試しましたが、小さい花が多い高山植物は取りにくいのと、F値が暗いので朝の樹林帯などの少し暗いところに行くとかなりノイズが乗ってしまいます。なので望遠を犠牲にして他を取る感じです。


コメント

このブログの人気の投稿

GREGORY ZULU40を1年強使ったのでレビューしてみる