【日帰り】信仰の霊山、七面山へ登る

まだ雪化粧の聖岳


 前日に雨が降り、当日も快晴とはいかなかったのでそういう時のために取っておいた七面山に行くことにします。


信仰の山なので登山道は山道となっており、アスレチックな楽しさはあまりなさそうなんですけどね。

他の方のレポを見ていても、眺望が良いかどうかもよく分かりません。


ただナナイタガレと言う大崩壊地と南アルプスが少し見れそうなので行ってみます。


登山口~敬慎院

中部横断道のおかげで2時間ほどで登山口に到着出来るため、登山口間近の駐車場に駐車できました。




登り始めると思った通り杉林と整備された参道が続きます。


ありがたいことに登ってる間は比較的朝日が差し込んでくれたので、写真は楽しく撮れました。



途中昔からある風情ある小屋がありますが、今日は特に営業してないようです。

下りの時間帯でも営業していませんでした。繁忙期だけなのかな?

名物ところてん食べたかった。。。








最近野鳥を撮るようになったからか、朝早い時間帯で鳥のさえずりがびっくりするぐらいたくさん聞こえます。

所々目の端に野鳥が見えたりするので活発に動いてるみたいですね。

望遠ほしくなるなぁ。。。


参道らしく、奉納物としてかなり短い間隔でベンチが設置されています。

参道は御嶽山や白山もそうですが、老若男女誰でも登れるように配慮されていますね。


普段杉林の樹林帯はつまらないのですが、ここは杉の木がかなりの大木で、楽しませてくれます。

歴史を感じます。

途中展望地があり、そこでは雲もそこそこ取れていて眺望を楽しめました。



所々お坊さんだと思いますが、坊主の方が落ち葉を掃き掃除しながら降ってきます。

整備された参道とはいえ標高差1000mある山なのですごいなと感心です。


また皆さん気持ちよく挨拶されていくのでこちらも心が和みます。


かなり上まで登ってくると、灯籠の列と立派な山門が見えてきます。


そこから少し登ると敬慎院です。








ウクライナ情勢の今、刺さる

境内の中には立派なお社があります。 また裏手には見事な池が広がっていました。

しかもきれいに凍っており、興奮ものです。

後で聞いた話によるとこの池に龍神様が住まわれており、時によっては不思議な波紋を現した状態で凍るとか。

そういえば本殿の天井も龍の絵でした。

敬慎院~七面山

境内を出てしばらく行くと荷揚げ用のリフトの建物が見えてきます。

ここまでリフトを引いてきたのはすごいことですね。

まぁ灯篭をこれだけ山の上に荷上げたのも凄い話しですが。

あんな重いであろう石をどうやって運んでいたのか。。。


リストの建物の近くには鹿がたくさんいました。 どうやら神社の方?が餌やりをしているようです。


それもあってかこの先は至る所に鹿のフンがあり、踏まずに進むのはほぼ不可能です。

帰ったら靴を洗いましょう。

また鹿がこの辺りで生活できているということは、山の草花はあまり育たないでしょう。

実際まだ早いのかも分かりませんが花はほぼ見かけませんでした。


ここからは参道ではなく山道になります。

雲の中に入ってしまったようであまり視界が効きません。 富士山もよく見えるはずですかちょっと厳しいですね。 

ナナイタガレも厳しそうなので、とりあえず希望峰まで一気に行くことにします。


同じくこの辺りから残雪が出てくるので、チェーンアイゼンか六本爪のアイゼンが必要です。


植生も変わり杉林から落葉樹林になります。

広葉樹は日が当たると綺麗ですね。


そこそこの傾斜を登っていくとシ、七面山の山頂に着きます。


山頂は広いですが、展望はありません。

 地図上ではその先にもう一つピークがあったので行ってみましたが、何もありませんでした。

七面山~希望峰

ここから横着して登山道に直接戻りました。

しかしツボ足になるしバリになるのでやめたほうがいいと思います。


下って行く途中に右に折れる地点があるんですが、そこが少し分かりにくいです。

地図を見ないで行くと、まっすぐ進んでしまいそうです。

実際にまっすぐ行く人もいるのか踏み跡もあったので迷いやすいですね。

ヤマップの地図のコメントでその旨が書いてあり分かりやすいなぁ。


そこからしばらく登り上げていくと希望を山頂に到着します。

途中ずっと雲の中だったので電報はだめかもしれないと半ば諦めていましたが、まさかの雲の上に南アルプスの山々が連なっているのが綺麗に見ることができました!


とてもラッキーです。

手前には布引山と笊ヶ岳がそびえ立っています。 その奥にはまだまだ雪化粧の聖岳、おそらく上河内岳、さらに向こうには北岳などの白峰三山が見えます。





笊ヶ岳に登れば最高の展望を得られそうですが、かなりのロングでド M 登山を覚悟する必要がありそうです。


腹も減ったのでそろそろ昼飯に取り掛かります。

今回はカップラーメンとホットサンドの組み合わせ!


前回コーンビーフは下に合わなかったため、今回はツナマヨで行きます。



1.カップ麺のお湯を沸かす

2.その間にツナ缶とマヨネーズを混ぜて

3.ホットサンドの下準備をします

4.お湯が沸いたらホットサンドと入れ替えます

5.カップ麺の3分を待ってる間、ホットサンドが焦げないように火加減や焼け具合を確認しながら待ちます

6.カップ麺ができたら麺を一気に食べます

7.その頃にはホットサンドはいい感じなのでホットサンドを食します。うまいです

8.ホットサンドで口が乾いてきたらカップ麺の汁をスープ代わりにすすります


この組み合わせ最強じゃないですかね?


ホットサンドのツナマヨはちょっと味が足りず少し味付けをしたいと思いました。 カップ麺だけだと物足りないですがホットサンドは腹持ちがいいためこのダブル糖質コンボはかなりの食った感があります。


手間を考えると味気なくなりがちな山飯ですが、ホットサンドは手軽な割においしさと腹持ちのバランスも良いため素晴らしいです。


ただホットサンドメーカーが重いので荷物が多い時はそこが少しネックです。


だけどテン泊でも活用したいなー。


腹ごなしも終えて南アルプスの展望も十分堪能したので下山にかかります。そういえばカップ麺とホットサンドとコーヒーを飲んでも40分くらいで済んだのはなかなかいい感じ。




下山

希望峰からの最初の下りは思ったより急だったのか、ガチガチのところはチェーンアイゼンだと若干不安を感じました。 行けないことはないけど。


しばらくは木々の隙間から南アルプスが見えていました。

しかし七面山を過ぎたあたりからまた雲の中に入ってしまったようで視界がなくなります。


天気予報的には午後に向けて回復していく予報だったので、降りでナナイタガレを見れるかと期待していましたがちょっと厳しそうです。


しかしちょうどナナイタガレのビューポイントで全部ではないですが一部大崩落地を見ることができて最高でした。





雲の中から見るとそんなに大したことないかなと思っていましたが、ビューポイントから見るとかなりの規模の崩落地で迫力があります。

現在進行形で崩落が進んでいるようでパラパラと音が聞こえます。 削られた岩肌がかっこいいです。


思いの外ナナイタガレも見れたので大満足で帰路に着きます。


境内まで戻るとバッジとかないかなと建物の中を覗くとどうぞどうぞと言われます。


さすがにバッジはなさそうだったのでお守りを買って行きます。

本殿は提灯や天井がとても豪華でした。



何これかっこよくない?


ちょうどお経を唱えていたので正座してしばし無心になります。

建物自体は古いですが、廊下などもよく磨かれており、綺麗に保たれている印象です。

宿泊費も一泊二食付きで6500円なので、今度泊まりに来てもいいかなと思いました。


若いお坊さんも多く、 Facebook や Instagram をアピールしてるのは面白かったです。


あまり長居もできないので、お礼を言って立ち去ろうとしたところ、飴をいただきました。


ありがたやー。


帰りに鐘を打ってみましたが良い響きでした。

煩悩が払われたのか、飴の力が分かりませんが、なんだか荷物が軽くなったような気がしました。 一瞬ですが。


下りは雲を抜ければ日差しがあると思っていましたが、思いの外ずっと雲の中でした。


しかも雲の中の水分で雨まで降ってくる始末です。


仕方ないのでカメラをしまってレインウェアとザックカバーを装着します。


 しかし!そんな時に限ってまさかのシジュウカラの群れに遭遇!


 しかもあまり人を警戒していないのか距離が近いです。こっそりとカメラを取り出して撮影しますが、70ミリだととてもじゃないけど足りません。 やはりこういう場合に備えて24-200が登山には最適なのか。でもそうするとマクロがなぁ。


その後もずっと降ったり止んだりだったので、さっさか降りていきました。

まぁそもそも参道で整備されているのでかなりサクサク降りれたかなと思います。


最高

ありがとうございました


早く降りれたので滝をしばし鑑賞して家路につきます。

白糸の滝

滝つぼ付近から

帰り道にあった早川沿いの見事な桜



所感

Zシステム

今まで登山では望遠が必要ないかなと思っていたけれど、鳥が気になってくると無性に望遠が欲しくなってきた。今回の南アルプスみたいに対面のお山も寄って撮れるし、何度か望遠の圧縮とボケが欲しいなと思う場面もあった。

そこでZ24-120でいけるのかZ24-200が必要なのか。

Z24-120は他の用途でも使えるし、0.38倍まで寄れるのも強い。開放f4で120mmならボケも十分だと思う。
でも鳥にはさすがに足りない気がする。

Z24-200は暗い反面、鳥にはギリギリ行けると思う。ボケもきっと悪くないだろう。
だけど寄れないのが最大の難点。。。鳥を捨てるか花を捨てるか。。。

広角は14-30があるからいいけど、超広角は使う場面が限られるから、これも出来ればRFみたいな16mmf2.8で小型で明るいと星も出来ていいなと思う。むしろMFレンズでもいいけど、そういうフルサイズ用の単焦点は見当たらない。

Z28mmf2.8はやっぱり使いやすかった。
コントラストを保ちながら、フレアが綺麗に出る。
意図的にフレアの出し方を制御してるんじゃないか?と思うなだらかさ。
peageareのフレアは明らかにおかしな出方で使えないが、こちらはそういう雰囲気として使える。でも28mmf2.8はオールドめなレンズで同じスペックが多くあるし、樹林帯はMFでも特に問題ないから気分で使い分けよう。タムロンの28mmも好きだし。

メインをどうするのがいいかほんとに悩む。
まぁ24-120は多用途に使えるし、登山で物足りなくても他で使うからとりあえず24-120を買って後から考えるでもいいんだけど。

野鳥

野鳥のさえずりにも耳をすませながら歩いていたけど、七面山が多いのか、今まで気づかなかっただけなのか、かなり多い。
聞いたことない声もあるし、目の端に飛んでる姿や止まってる姿が見えるからアップで見たくて仕方ないが、望遠も持ってないし双眼鏡も持ってない。
双眼鏡持っていれば種類の判別は出来そうだが、やっぱり記録したくなるよね。

あとシジュウカラの群れに遭遇した時、街で見るより距離感が近いなと思った。
人の数が少ない分、過度に警戒していないのかもしれない。

大きいシルエットの鳥も何度か見かけた。カラスやハトではないと思うから、なんだか知りたくて仕方がない。

だけど100-400を持ってくるのは流石に野鳥が目的じゃないと厳しいから、やっぱり高倍率ズームが最適か。

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