悩ましき登山用シュラフ選び

テントに引き続き悩ましきシュラフ選び。
テント買うならシュラフもセットだよね。

一度冬季小屋の土間泊をカインズホーム3000円の化繊シュラフで体験した。(と言っても7月)

全然ダメかと思いきやぐっすり寝れたので、無雪期小屋泊であればそんなにスペックは必要ない。
ただテント泊になるとどの程度変わるのかが体験してみないとわからないのが難しいところ。

シュラフもスペックで語られがちだけど、床とか何を着てるかによって体感温度はえらい変わるのでは。

床にはオーソドックスなセルマットを使用、足はザックに放り込んでおく、寒いならレインウェア含め着込みで調整する。

そういう前提で何を選ぶか考えてみる。


要件

  • 予算3万程度
  • 3シーズン用
  • コンパクト
そんなにこだわりがない、とか言いつつ結局こだわるのだけれど。。。
冬季テント泊は今の所考えていないし、テントも3シーズン用で考えているのでシュラフも合わせて3シーズン用で。
化繊は濡れに強くてメンテナンスが楽なのは良いけれど、あの容積と重さは今の自分には厳しい。

まずは定番のダウン製品で探すことにする。

モンベル  ダウンハガー800  #3

商品ページ

山用ギアにはド定番が結構存在するなと思う。
値段と性能に実績というものが必要になるからだろう。
デザインや安かろうで選ぶと自分が辛くなるだけだからだ。

こちらもそんなド定番。

安心のモンベルさん。
そこそこのお値段にスパイラルストレッチ、要はめっちゃのびーるので窮屈な思いをしなくて良いみたいだ。
それにストレッチ性が高いってことは隙間も出来にくくて暖かいことにも繋がるのかもしれない。

モンベル製品は#の数字で暖かさが変わる。
コンパクトさと暖かさのバランスが良いのは#3だろう。

#5の方が断然軽いが、それが使えるのはおそらく高山では真夏だけかなと。
それならカインズみたいな化繊でもいけるかなと思っている。

ナンガ　オーロラライト 350DX or UDD BAG 380DX


ナンガナンガナンガ。
国産でアフターサポートも手厚そうなイメージのナンガさん。

オーロラライトは軽くて安い。しかし350だとちょっと適用温度が足りないか。
UDD BAGはちょうど良さそう。オーロラライトよりちょっと高い。

因みに各社コンフォート温度とリミット温度が定めてあるが、規格（ヨーロピアンノーム）に則った表記もあればメーカー独自の算出方法だったりもするのでそのまま比較はできない。同じメーカー内での比較目安くらいに考える。

ナンガは割とお店で安売りされてたり、ショップとのコラボモデルが安かったりするイメージ。国産なのはいいんだけどわりと寒いとかいうレビューもチラホラ。

finetrack　ポリゴンネスト　イエロー（6×4）


化繊なのにダウン並みにコンパクトで軽量というビックリ製品。相変わらずfinetrackの製品はそそられる。高いけど。

実際手に取ってもみたが本当にダウンと遜色ない軽さとコンパクトさ。
ただレビューを見てると意外と寒そう。

じゃあ1×1を追加すればいいかと言うと、それでプラス1万なのでちょっと。だったらダウンでいいかなと。しかも他メーカーの価格帯、温度域と照らすと6×4になるんだけど、これだとコンパクトさがちょっと薄れる。最高にコンパクトなのは4×3だけどそれは限界温度域が一段階高い。

クシャッと置いとけるメンテナンスの良さと濡れに対する強さは魅力的なんですけどね。

最近リニューアルしたみたいで、温度わけが色分けになった。数字の方が分かりやすかったような気もするが。

イスカ  エア280X


さぁさぁ本命のイスカ。
というか実はもうこれ買う気満々。

なんたって軽くコンパクトなだけでなく、ジッパーの開け閉めのしやすさ、足元の形状を変えることで暖かさを保つなど老舗ならではの工夫があるところが良い。
それでいてお値段も良心的。

後はエアじゃなくてSLシリーズでもいいような気はする。正直違いがあまりよくわからない。エア以外はあまり店頭に置いてないし。エアがフラッグシップだから軽くコンパクトな事は間違いない。

イスカのサイトでは3シーズンはエア450を推奨しているが、他のメーカーの同クラスと比較すると280Xになる。

暖かさを求めるなら450Xのクラスでもいいんだけど、ここが鬼門で280クラスと450クラスではサイズ感が一回り違う。重さも。
ザックにテントと一緒に入れること考えると、コンパクトさを優先するのが良いかと思い今のところ280を使って着込む運用を考えている。
おそらく450だと夏季は暑いだろう。

結論としてはイスカを購入する気でいるが、イスカのどのモデルが良いのかはもう少しリサーチしたい。と言っても展示がないから難しいけれど。
イスカっていろんなとこで扱ってるけど直営店はないのよね。

それにしても今の40+5のザックで果たしてテント泊は可能なんだろうか。。。
まぁ入らなかったらバルトロいっちゃうか。。。悩ましい。

コメント

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

GREGORY ZULU40を1年強使ったのでレビューしてみる

イメージ
登山を本格的に始めようと思い立った時に購入したザック、GREGORY ZULU40を1年強使用してきたのでそろそろレビューしてみます。 初めてのザックだったのでこれから登山を始める方の参考になれば。 因みに前モデルはZ40、2019年の現行はマイナーチェンジがなされていますね。 選定 まだシーズンが始まる前、近所の山に登ってみて登山って案外楽しいなと思い、せっかく登るなら道具もある程度揃えようと考えました。 調べてみるといわゆる三種の神器、ザック、レインウェア、登山靴。 靴とレインウェアは低山ハイク用はあったのでとりあえずそれでと思いましたがザックは腰がしっかりしているものを持っていなかったので購入にいたった次第です。 新しい遊びを始める時に道具をそろえていくのはワクワクするものですね。 さて最初のザックを選定するにあたってまず悩んだのは容量。 当面の山行の想定は日帰り低山。 しかしその内ある程度高いところに行ったり、山頂で料理をしたり、あわよくば山小屋で1泊なんかも出来たら良いなぁと思っていました。 よく言われる日帰りのザック容量は20L～35L程度。 各社が様々な製品がひしめきあうクラス帯です。 日帰りだけなら30Lもあれば十分そうな感じを受けます。 しかし小屋に1泊となると30Lだとちょっと小さくギリギリなのかもしれないと思い、35L以上を探し始めました。 この頃はあまり詳しくもなかったので グレゴリー ZULU グレゴリー スタウト ドイター フューチュラ ミレー サースフェー あたりで検討を開始。 ドイターは腰はガッチリしてるんだけど、デザインがイマイチ気に入らないのと背中のフィット感はさほどでもない。 グレゴリースタウトはザ・スタンダードという感じでした。悪くはないんですが特段いいなとも思わず保留。 ミレーサースフェーは最後まで悩みました。 デザインがカッコいいのと色合いも良い。 形も細く真っ直ぐでいい感じ。 生地の厚さも厚めで丈夫そう。腰ベルトもしっかりしてます。 しかしフィット感はまぁ普通かなぁという感じでした。 グレゴリー ZULUは背負った瞬間に明らかに他と違うフィット感！ 背中に吸い付くような感覚で、ザックを着る
続きを読む