スマートウォッチ Huawei Watch GT4を登山で使ってみたのでレビュー
先日Huawei Watch GT4を吟味の上で購入した。
Garmin fenix6x持っていて、バッテリー持ちやGPS精度、アプリとwebの連携など文句ないものの、高いわりに液晶なのでスマートウォッチとしての満足感が低い。
今の新しいEPIXは有機ELになってるからそのへんは問題ないだろうけど、すぐ価値が下がるスマートウォッチにもうそこまで出せないなと。
てことで必然的に中華製に。
購入検討
条件は
・予算3万
・有機EL
・バッテリー持ちがいい
・本体の質感がいい(仕事でも使いたいから
・スーツで使えるデザイン
・日常メインでたまにハイキング程度
そうすうると必然的に
・Huawei Watch GT4
・Amazfit GTR4
・Amazfit T-REX2
・Xiaomi Watch S1
で検討。
Xiaomi S1
見た目一番好きだったけど、実物見れなかったのと情報少なかったので却下。S3はまだ出てなかった。
Xiaomi自体はスマホ使ったけど、荒いところもあるけど、ものは安いのに作り込んでていいと思う。
Amazfit T-REX2
ザ・登山向けって感じではあったけど、実物見ると思ってた以上に安っぽい。GarminのInstinctも同じ樹脂製だけどそれより遥かに安っぽい。
有機ELも暗めで、動作も少しモッサリしていていい印象を受けなかったので却下。
Amazfit GTR4
最後まで悩んだ。
見た目はOK。アプリもHuaweiと違って普通にインストール出来る。この機種特有の画面反転出来る機能は登山で絶対役に立つ。InstinctもGarminも、何回も途中で気づかずリュウズやボタンを押してて一時停止になっちゃったり停止したりして、ログが飛んでたことが何度もあった。。。
アクティビティ中は反転しておけるのは凄く良い発想だと思う。
しかし各UIの見た目が貧弱。
素のAndroid、って言う感じで数値は見れるんだけど見やすいとは言えない。
そこが決め手で却下となった。
Huawei Watch GT4
所感
結果的に購入したモデル。
金属ベゼルなのでビジネス時でもベルトとウォッチフェイスを変えれば違和感ない。
ベルトが汎用性を重視したためか、金属系のベルトのつけ外しはとてもしにくくてイライラするのはデメリット。穴にピンを差し込むがピンがしょっちゅう抜けて落ちる。
樹脂系のバンドはピンがベルトに埋め込まれてるので、落ちたりしないので交換は簡単。
動作はヌルサク、常時表示と心拍計測オンで充電は1週間位持つし、1,2時間で満充電に出来る。
画面は精細で綺麗だし、各UIもカラフルで見やすくなっている。
懐中電灯機能が地味に役に立つ。スマホの懐中電灯ほど眩しくないが、一応暗い中でも見える。
LINEの文字も見やすく、簡易的な返事を設定してある文言からワンタップで返せるのも便利。
Huaweiはアメリカから締め出されているので、アプリが野良インストールしか出来ないのは難点。詳しくない人や慣れてない人はPlay storeからインストール出来ない時点でアウトだろう。めっちゃセキュリティリスクの警告出るし。
ワールドタイムはデフォルトで搭載されているウォッチフェイスのみ、設定できた。
追加したウォッチフェイスもカスタマイズできるといいのだが。
登山での利用
登山で丹沢の檜洞丸に登るのに初めて使ってみた。
ほぼ初期設定のまま。
アクティビティ画面に表示する項目はカスタマイズ出来る。
ただしウィジェットの順番を入れ替えられないのは微妙。Garminは出来た。
事前にYAMAPで作った計画ルートをGPXに落としてスマホのアプリで読み込み。分かりにくいが、スマホアプリからルートを意図的に転送しないとウォッチ側にルートが入らない。自動同期ではない。
高度表示はGPSから拾うのか、YAMAPとほぼ同じ。現地の標識ともそんなに大きくはずれてない。100mくらいは誤差の範囲と思ってる。Garminみたいに高度の手動補正機能はない。
同じ地点でのYAMAPの表示。816mと823mなので9mの誤差。どっちも正しくないかもだが |
心拍数の表示がとても分かりやすい。ウォームアップ、脂肪燃焼、有酸素運動、無酸素運動に色分けされていて、一目で今どれくらいなのかが分かる。これは良い。
アクティビティ中は常にロックがかかっていて、リュウズを長押ししないと解除されないし、解除後もわりとすぐに再ロックされるので誤作動の不安はない。
と思いきや気づいたら一時停止してログが飛んでた。なんでやねん。気付かないうちに長押ししてしまっていたのか。ロック解除がリュウズじゃなくて下の低い方のボタンなら誤作動もしにくいと思うんだけど。
コンパスも表示が見やすく、数回物理的なコンパスと比べたが大きくずれはなかった。ただ電子コンパスはガスったりすると狂うので全面的な信頼は出来ない。
表示の切り替えはタップしなくてもリュウズで出来るのは便利。
今回手袋もしていたので余計に。
事前に入れたルート表示も可能なので、地図はないがルートから外れているかどうかは分かる。
画面は反射しているが、日差しがあっても角度を変えれば十分見ることができる。
夏の強い日差しでどうなるかはまだわからない。
山頂で一時停止して昼飯を食ったが、何故か再開しようとしたら終了してしまっていた。また気づかずに押してしまっていたのか。一時停止画面もロック出来たのでロックしたんだけどな。。。ということで記録が2つに分かれてしまった。無念。
家で100%に充電しておいて、片道2時間半で登山口。GPSオンで登山7時間弱行って、バッテリーの残りは60%強。
充分じゃなかろうか。
今回-7℃〜3℃くらいの温度範囲だったけど、このバッテリー持ちなので冬山でも結構大丈夫じゃないか。厳冬期の-20℃とかはどうなるか分からんけども。Garminは大丈夫だった。
因みに後でアプリで見れる記録はこんな感じ。web版はない模様。
YAMAPのアプリで計測した軌跡とGT4の軌跡をGoogle mapで重ねてみたが、精度はだいたい似たようなもの。Garminほど滑らかではないが、使えるレベルではある。
GT4単体の軌跡 |
YAMAPアプリの軌跡 |
別の山だがGarmin Instinctの軌跡。上記に比べて滑らかで高精度。 |
総じてオールマイティに使えて、登山でも充分使えるスマートウォッチとして中々優秀だ。
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