【子連れ登山】南木曽岳周回



家族と友人で南木曽岳へ。
最近は息子が重くなってきて(14kgくらい)、モンベルのキャリアでは長時間は厳しくなってきました。

短いコースタイムで楽しめそうな南木曽岳を選択。

当日は雲も出そうだけど概ね晴れてくれそう。
4時に家を出て、7時過ぎに駐車場到着。

駐車場〜分岐


7時の時点で上の駐車場はギリギリ。自分の車で最後でした。上の駐車場にトイレあり。

ゲートを越えて歩き始めます。
最初から山道も通れますが、息子を少し歩かせたかったので林道で登山口まで。



登山口から少し林道を上がると橋を渡って山道に入ります。




多少登ると分岐に出ます。
ここは珍しく一方通行で、時計回りに周回するルートです。なので左に向かいます。

分岐〜山頂


最初の部分でちょっとスリリングな木の階段があります。
自分は慣れてるのでサクサク通過しますが、妻がちょっと苦戦しました。


1段1段の木が細くて下がよく見えるタイプで、ハシゴと言ったほうがいいかもしれません。
しかも所々朽ち始めているため不安定感もあります。

最初の所が一番戸惑いますが、その後しばらく登った後に急登が始まります。
急登では随所に同じような木のハシゴがあり、苦手な人は苦手かもしれません。





しばらく登って行くと途中で木道と鎖場の分岐に出ます。
後で合流するので、鎖場が苦手な人は木道を選択しましょう。




鎖場はそこそこ長く、好きな人は楽しいと思います。また鎖場から後ろを振り返ると恵那山がドーンと構えていて最高の眺めです。


合流後も急登は続きます。
急登が終わった直後が山頂です。
山頂には展望はないので記念写真だけ撮って先へ。

ここからはゆるやかです。

山頂〜避難小屋〜摩利支天

今までと打って変わってゆるやかな散歩道です。笹が多いですね。

途中で展望台があり、御嶽山と乗鞍岳を見る事が出来ます。この時は晴れだけどちょうど高い山の山頂は雲に覆われていて少し残念でした。
快晴だと最高の眺めでしょう。



避難小屋まで行くとそこはトイレもあるしっかりした小屋でした。
避難小屋の先に展望地があるので、そこまで行って休憩です。
展望地の岩に登ると目の前に中央アルプスを一望できます!




これだけ近くで中央アルプスを眺められるのは他にないかもしれない。
御嶽山や乗鞍岳、果ては穂高まで見えました。

中央アルプスは残念ながら山頂が雲に覆われていましたが、穂高は顔を見せてくれていました。

コーヒー休憩して少しまったりし、下山に入ります。

緩やかなところは息子を歩かせました。アンパンでエネルギーチャージしたのか、お尻をガンガン使いながらうまいこと下ります。登りも思ってたよりよじ登る事が出来ていて、成長を感じます。

半年前より明らかに登り降り出来るようになってる。今2歳9ヶ月ですが、3歳過ぎればかなり歩けるようになるかな?

下山ポイントを過ぎて摩利支天まで行くと恵那山がまたまた目の前に。岩の上に立てば中々の絶景です。

下山

下山ポイントからは最初の分岐があるところまでほぼずっと急な下りです。ハシゴも相変わらずあります。





膝と太腿の筋肉がやられますね。

分岐まで降りれば後は危険なところもなく、ゆるやかに駐車場まで戻るだけです。






全体を通して紅葉がとても綺麗でした。
もう終わりかけだと思いますが、楽しめて良かったです。

所感

個人差

今回最初の木のハシゴを妻がクリア出来ず、撤退も頭をよぎりました。
自分からすると苦戦する所ではなかったので、どう難しいのか、何が怖いのか想像するしかありません。
想像でアドバイスをするも、本人は身体が固まってしまって気の焦りもあるのか上手く伝わりません。

結局はしばらく気を落ち着けたあとに本人が覚悟して両手両足使いながらなんとかクリアしました。

妻は運動部的な運動をした事がないので、重心の移し方や身体を素早く動かす事が感覚的に分からないのかなと思いました。

今回は妻が気持ちを乗り越えてくれましたが、毎回そうとも限りません。
かと言って安全確実な山だけ、というのも行ったことがないところだと全ては分かりません。

登山をする以上はある程度は頑張ってもらう必要がありますが、どこで撤退を決断するのか、もしくはどうすればうまく気持ちや身体の動きをリード出来るのか、難しい課題だと思いました。

展望

避難小屋裏からの眺めは素晴らしいもので、雲がなければ最高だろうと思います。
自分だけなら3時間半あれば踏破できると思うので、冬にも来てみたいと思いつつ、急登を行けるかという心配もあります。
しかし真っ白な御嶽、中央アルプスを眺められるなら行く価値はあるだろうと思います。

コースタイム

コースタイムは4時間程度。しかし今回は7時間ほどかかりました。
余裕は見ていたつもりで、計画では6時間で見ていましたがそれでも足が出た。
もちろん問題はなかったですがコースの状態を事前にもっとよく予測し、アスレチックな部分が苦手な人がパーティにいる場合はコースの状況によって余裕率を変えた方がいいなと感じました。

おそらくアスレチックな部分がなければ予測内に収まったはずと思います。

キャリア

モンベルのキャリア、一応18kgまで積載可能らしいですが、14kg程度の息子でもう背中が悲鳴を上げています。
筋肉痛もなかなかのもの。

腰ベルトが貧弱なので腰に荷重を載せられず、背中や肩の負担が大きいです。
3歳まで無理なく使いたい人は高くてもドイターやオスプレーのものをお勧めします。
モンベルのものは1歳~2歳の1年間だけですね。

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