日帰り:県内登山で竜頭山へ



緊急事態宣言が解除されました。
とは言ってもまだ県外への移動は控えるよう要請が出ています。

登山の界隈も対応は完全に人や地域による、と言った感じで、普通に登山を続けてる人、近郊のみに絞って登山してる人、完全に自粛してる人と様々です。

今回の事態に対して自分自身の考えや思いを公にするには事が複雑過ぎるため書く事はしません。

可能な限りの配慮はした上で活動を行なっていく。
そのバランスの積み重ねがコロナ(リスク)と付き合って行く事でしょうか。

後から見て何かを言うのは簡単で、未来を見る事は誰にも出来ない。そして人生は1回しかなく、それは長いように見えて実はそうではない。

今言えるのはそれくらいでしょうか。



越境しない、と言う事で調べると案外選択肢がありません。
静岡県は南アルプスを擁するものの、山梨県、長野県と分かちます。
また静岡県側からアクセスする南アルプス南部はアクセスが難しい山ばかり。
時間的な制約もあるためそう簡単には行けません。しかし他に目を移すと途端に低山となります。

山伏などもありますが、実は山頂が県境になっています。県境は山や川などの地形で決められている事が多いからですね。

と言う事で低山で足慣らしをする事にし、登り甲斐があると聞いた事がある竜頭山へ行く事に。
普段低山はあまり計画を立てませんが、万が一にも遭難出来ないためよく下調べをしてから向かいました。

登山口には6時前には到着。
SCWでは9時以降は晴れだったので山頂は期待できるはず。

駐車場は特になく、路肩スペースに駐車します。
登山口からゆるゆると登り始めます。



アカテガニ?ベンケイガニ?どっちも違うような。。。



杉の中を緩やかに登って行きます。
途中水場がありました。





しばらく歩いて分岐まで着くと右手に向かいます。
南側の登山道は沢沿いを詰めていき急登を登って尾根から山頂に向かうコース。
急登があるため登りの方が良いでしょうと。
帰りは北側コースを使う事で周回出来ます。



小さめの青なぎ





沢沿いまで来るとトラバースが続きます。
渡渉個所が2ヶ所ありますが、どちらも細い丸太橋がかけてあります。
雨の次の日にも関わらず水量はさしてなかったため、雨がしばらく無い時なら橋無しでも渡れそうな水深に見えました。










2つ目の渡渉個所の付近から急傾斜が始まります。
急と言ってもつづら折りになっているため厳しいものではありません。

2か所目の渡渉個所は滝になっており中々見事です。

2か所目の渡渉個所を過ぎてしばらく登って行くと尾根に出ます。
尾根に出ると風が出て来ますね。
しばらく尾根を登ると西側の景色が良さそうな場所が2回ほどありますが、なんとガスガス。

SCWを信じてきたけどちょっと時間が早かったか。。。





ガッスガス。。。

東屋が。昼飯もここで。


そのまま進むと東屋が見えて来ます。
そこから富士山、聖岳、上河内岳、光岳などが見えるそうですがこの時点ではガスガス。
仕方ないのでそのまま進み山頂まで向かいます。

山頂には展望はありませんが、山頂の少しだけ手前が刈りはらわれており、そこから東側の展望が望めます。


山頂には展望はない



東屋まで戻り昼食にします。
久しぶりの登山だから準備にそわそわしたからか、常備しているごみ入れのジップロックを忘れてしまいました。
仕方なくスタッフサックを一つ捨てるつもりでごみ袋代わりにします。

昼食を取りコーヒーでゆっくり待っていると時折ガスが抜ける時があり、展望が見える時がありました。
聖、上河内はほんのちょっとだけ見え、まだ残雪が少し残っていますが概ね溶けていそう。
富士山も頭が見えました。

手前側の深南部はまだ馴染みがなく、うまく山座同定できません。

西側



富士山はうっすらと



ガスがすっきり晴れることがなさそうなので、下り始めます。
少しアスファルトを歩き、北側の登山道に向かいます。
東側のスーパー林道を車で来れば実は1時間程度で山頂まで来れるという。









北側の登山道に向かう道はどうやら遊歩道になっているらしく、いくつも分岐しています。
また階段などが崩壊している個所があり、ちょっと下りにくいですね。

登山道を下る道が分かりにくく、少し遠回りしてしまいましたが無事下りに入ります。
北側は尾根沿いかと思っていましたが違いました。
沢地形を下っていき、しばらく行くとひたすら杉林をトラバースです。








北側は南側と違いとにかくひたすら杉林をトラバースで、雨上がりということもあり結構神経を使いながらくだります。少し単調ですかね。南側の方が変化があって面白いかなと。

黙々と下ると分岐まで降りてくるので、後はゆるやかに下って行けば登山口です。




下り切ったら晴れてる、なんてあるあるですね。
この時気づきましたが高山は早出が良いが、低山は意外と遅出がいいんじゃないかということ。

高山で雲の動きを見ていると、早朝は雲は低いところに留まり山頂は晴れている。
気温が上がってくると雲は山肌に沿って上昇し始める。
昼前には雲はすっかり高山の山頂を覆い隠し、しかし麓は晴れている。

ということは低山では逆に12時過ぎに山頂くらいのゆっくりペースが良いのではないかということ。今度試してみよう。

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