日帰り:赤岳~阿弥陀岳周回(御小屋尾根)〜秋晴れの南八ヶ岳〜

赤岳側から見た阿弥陀岳
美濃戸口〜南沢〜地蔵尾根〜赤岳〜中岳〜阿弥陀岳〜御小屋尾根〜美濃戸口 最初は阿弥陀岳のみ周回するつもりでしたが、思ったより早く着けたため前回ガスで展望が得られなかった赤岳も行けるんじゃないか!? ということで予定変更で赤岳まで含めて周回ルートを組んでみた。 登山口でも10℃以下、山頂は氷点下予報。 前日には雪予報も出ていたため念のためチェーンスパイクを購入。 というかこれだけ低い気温の高山初めてなので果たして大丈夫なのか?と思いつつ出発。

美濃戸口〜行者小屋

今回は周回するために美濃戸口に駐車。林道を歩く。先日の金曜日に橋が復旧されたようで車も通行出来るようになっていた。
紅葉が進んでいる

真新しい橋が。車も通れるしっかりしたものだ。山荘の方々の努力のおかげ
林道をやまのこ村まで歩く
南沢は前回下りで使用したルート。 所々真新しい橋があったので、修復されたものかと思われる。林道の橋もそうだが非常にしっかりした作りになっており不安なく歩ける。助かります。



今回は南沢へ

沢沿いを登る。やはり南沢の方が険しい印象だ

途中で日が当たる

途中枯れた沢を歩くが、前回こんなところにあるのかと驚いたヘリポートが潰れてしまっていた。

行者小屋へ到着

地蔵尾根

今回初ルート。最初はここまでとそう変わらない感じで登って行くが、途中から壁に取り付くような急登に変わる。南八ヶ岳らしいゴツゴツした岩場を手足をつかって登っていく。要所要所ハシゴなどがあるので危険箇所は特になく、楽しい。





森林限界を超えると阿弥陀岳がズドンと聳える姿を見てとれる。正直、カッコイイ。 前回と違いガスも全くなく展望は最高。


阿弥陀岳が見える。素晴らしい展望

横岳の険しい横顔も

お地蔵さんにたどり着くと東側の展望が一気に開ける。前回は見ることが出来なかった景色。 奥多摩山系だろうか?中々山深そうな山々が人里を挟んで連なっている。




奥多摩山系だろうか?

南八ヶ岳らしい荒々しい雰囲気だ
少し歩くと赤岳展望荘に到着。

赤岳展望荘〜赤岳

前回は拝むことが出来なかった八ヶ岳主峰、赤岳が眼前に。


前回はガスに包まれていたが今回はハッキリと見える


行くぜっ。風でフードが。ここで買ったばかりのマンフロットのミニ三脚を落としたことに気づく
ここに来て膝に嫌な痛みが出始める。 悩まされた炎症の痛みのようなのでロキソニン湿布を貼っておく。また稜線上は風が強く、一瞬で体温を持っていかれるのでレインウェアとニット帽を装着。 登り始めるとやはりというか急登。相変わらず自分の体力、筋力では中々辛い。 女性で軽々と登っていく方もいるので、普段の運動が足りないか・・・。 途中日陰が凍っていたりしたが避けながら進めばチェーンスパイクが必要になる場面はなかった。


赤岳頂上山荘に到着。 スタッフの方がゴミなどを荷下げ?用にまとめていた。ヘリが止まるスペースはないからひっかけて持って行くのだろうか。

ここで昼をとってしまう。 最近山行時間が長くなる場合や、縦走で登り返しがある場合は無理にストーブで食事をとらなくてもいいんじゃないかと思い始めた。 美味しいんだけど後が辛い。


赤岳からも展望は最高。 南アルプス、中央アルプスもよく見える。木曽駒は雪化粧しているように見えた。 先日登った塩見岳も見えたが白峰三山と赤石山系に挟まれて控えめに鎮座している。


権現岳への稜線。奥に見えるは南アルプス。



赤岳〜中岳

相変わらず壁のような岩場を下りる。 ここから中岳へ向かう人は全然おらず、稜線の景色を楽しみながら下る。 中岳への登りはYAMAPのコースタイムでは50分になっているが15分程度だった。YAMAPのコースタイムは人が少ないコースは平均がとれないのかコースタイムに疑問符がつくことがたまにある。
結構な急斜と岩場。恐怖心がなければ登るのは難しくはない

阿弥陀岳への稜線

南八ヶ岳を一望


中岳〜阿弥陀岳

本日のメーンイベント。 中岳で隠れて見えなかったが、結構な急登。赤岳に負けず劣らず。 危険箇所はないがヒィヒィ言いながら登っていく。



山頂は開けており中々広め。 硫黄岳とまではいかないが、赤岳や横岳より広い。


山頂に立って思ったが、ここは赤岳を眺めるのに最高の場所ではないか。非常に迫力ある姿を見ることが出来た。


また西側の展望もとても良い。とにかく360度展望が楽しめる山頂だった。
山頂から少し進むと大きな岩があり、その上は遮るものがなく抜群の展望。が、怖い笑
西側が開けているためか、非常に高度感があり赤岳の登り下りよりこちらの方が怖かった。

御小屋尾根

水場の分岐に出るまでとにかく激下り。幸い森林限界部はロープが張ってあるので使わせてもらいながら降りたが、樹林帯に入っても同じくらいの下りがずっと続く。もしこちらを登りで選択していたら多分阿弥陀岳で力尽きて赤岳まではとても行けない。 ただ景色は樹林帯に入るまでずっと眼前に絶景が広がる。
膝の痛みが悪化してきて這々の体で下る。 水場からは一変して緩やかな尾根上の道を歩いていく。平和。
御小屋山から先も平和に下っていく。緩やかな下り道。午後の光が差し込んで紅葉で色づく樹林帯がエモさを発揮する。

降りてくると紅葉が綺麗だ

この時期の15時ごろの光はエモくて写真としては嬉しいが、下山が間に合うか気が焦ってしまう。 ある程度下ると最後の方は舗装路になる。どうやら別荘地のよう。この辺りも紅葉がとても綺麗に燃えていた。 標識に従って下っていき、林道との分岐点に出て美濃戸口到着となる。







最後はL&Nさんでお風呂と食事を。
シベリアンハスキーが可愛いおしゃれなお店でした。
でかい

カレーもうまし

帰り道でミラーに映った八ヶ岳が美しいことに気づく

その他


・膝の炎症

おそらくまたファットパッドでは。どうも靴が慣れる前にキツめの山行をすると変な歩き方をしてしまうのか発症する? 木曽駒ヶ岳や白山、塩見岳では慣れてきたSALEWAを履いていたからか全く問題なかった。 今回修理から戻ってきたLOWAをおろした所発症した。それとも八ヶ岳の登りでやられるのか? ・秋期高山、冬期低山のレイヤリング 今回は ベース:化繊の長袖T ミドル:化繊のシャツ アウター:モンベルクラッグジャケット&レインウェア の構成で行ったが寒すぎる、汗をかきすぎることもなく悪くなかった。 ニット帽は痒くなるのがネック。手袋は夏用を持参したがやはり寒かった。ただ日が出ると暑いので難しいところ。

・LOWA登山靴

靴修理大好き工房さんにて1.5万程度で修理。 (ミッドソール&アウターソール張替) ソールはVibram1206(Tsavo)でと言われたのでとりあえずそれで。今回ドライな環境のみだが、SALEWAのMulazソール同様よくグリップして安心感があった。違和感がない。(大事) 後は濡れた時にどうか。最近のVibramのmegagripはウェットにも強いみたいだけど、これはどうなんだろう。(Mulazは濡れているとわりと滑る印象)

・持参した機材


・Nikon D500
Sigma 30mm F1.4 DC HSM  Art 
・Nikon AF-S DX 16-80mm f/2.8-4E VR
Nikon AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR

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