八ヶ岳横岳 杣添尾根から


横岳登山。


杣添尾根。

ずっとますぞえって呼んでたけど、そまぞえだったみたい。

山行

駐車場には 10 台程度止められます。ゴールデンウィーク期間中だからいっぱいかと思ってたけど、意外とそうでもない。6 時半頃に着いて止まっていたのが 1 台だけ。

避暑地らしく、コテージみたいなのがたくさん建ってます。

結構親切にいろんなところに登山口の看板が出ているので、それに沿って歩いていきます。


獣害対策

看板に沿って歩いていくと、橋を渡ったところに東屋があります。そこが横岳登山口になります。

注意したいのがYAMAPだとここにトイレマークがあるんですけど、トイレは見当たりませんでした。バイオトイレか何かがあるのかなと思ったんですけど、撤去されたのかもしれません。

ここから登山道になります。しばらくは緩やかに登っていきます。沢沿いを歩いていきますね。

で、橋を渡ってそこから。急な上りに入ります。

沢を詰めるルートではなくて、尾根を登っていくルートなので、やはり最初は急でしょう。




小鳥が多かったです。繁殖期かな?つがいも沢山見かけました。
18-200だったのでここぞとばかりに撮ります。だいたいは逃げられますけど。

急な上りが結構長く続き、しばらくすると雪が出てきました。残雪です。そのあたりからちょっと傾斜がゆるくなります。

思った以上に雪はたくさんあるような感じでした。八ヶ岳ってこんなに雪降るんだ?




チェンスパつけるか悩みましたけど、まあいいかなと。ひとまずは。


登っていきます。で、結構杣添尾根ならコースタイムも短いし、サクッと登って帰ってこれるだろうと思っていたんですが、甘かった。残雪のきつさを忘れていました。鳳凰に行った時のことを思い出します。


あの時も残雪でヘロヘロだった。


思ったよりも気温が高かったので、予報では 5度ぐらいだったけど。なんと登ってる最中も、実は稜線に行ったぐらいの時もずーっと 10度以上ありました。14°c ぐらい。そのためか、もう雪が結構早い時間だったけど、もうだいぶしゃびしゃびしていて。

ずるずるしながら登っていくのでかなり体力を使いました。筋力か?


でもヒイヒイ言いながら登っていくと。やっとの思いで見晴らし台に着きます。




見晴台の展望はとても良く、赤岳と横岳がでんと顔を出します。しかし、ちょうど赤岳がガスに包まれていくところで、これはちょっともう期待できないかもと思いました。


稜線上も風もなく結構あったかいので雪がズボズボです。見晴らし台でチェンスパをつけました。


まあ、かなりズブズブしていて歩きにくいです。アイゼンつけようか悩みましたが、結構上の方が雪がなさそうで、他の人のレポでチェンスパンしとけばよかった、っていうのを見たので、チェンスパンにしました。

それは大正解で。かなり早い段階で、雪がなくなってしまって、岩だけになりました。体力も結構限界近かったんですけど、なんとか分岐まで出て、その頃にはガスです。





まあ仕方ないかと思いながら、ガスガスの中、横岳奥の院の方まで歩いていきます。そこで昼飯ですね。今回も弁当を持ってきたんですが、やっぱり日帰りは弁当が大正解かもしれない。慣れたものが一番おいしい。

無理してカップ麺とか食べる必要ないかなって思います。もちろんその分ちょっと重いですけどね。でも、日帰りの装備では何とかなるでしょう。

で、結構ゆっくりご飯食べて。カフェインレスのカフェオレも飲んで割とゆっくりしたつもりだったんですけど、ガスが全然晴れそうにないので、もう諦めようと思って岐路に着きます。


がしかし。だがしかし。


下り始めて杣添尾温泉に入って 30 分ぐらい歩いてもう少しで見晴らし台かな?

ぐらいのところで後ろを振り返ると、なんとガスが晴れていきます。



見晴台に着く頃には完全にガスが張れました。マジ?私が稜線上にいた時だけガスってたのです。そんなことあるかいな?


新手の嫌がらせか何かでしょうか?とてもへこみます。というか悔しい。あと 30 分待ってれば晴れたんだから。晴れたわけじゃないんだけど、曇りでも赤岳と景色は見れただろうなって思うと、まあ悔しいです。

なんてこったいです。もうわざわざ交通引っかけて時間もかけてこっちまで来てるのに一番のハイライトの山頂だけガスってどういうことですか?天気予報も晴れで、SCW もそこまで白くなかったのに、もう何も信じられない!

さて、だいぶ取り乱してしまいましたが、まあ言うても仕方ないので。どんどん降りていきます。やっぱり雪はですね、歩きにくいんですけど、膝が痛まないんでいいですね。もうジャバジャバジャバジャバと下っていきます。上りは本当にきついんですけど。

上りで遅れた分を下りで取り返せる。そんな感じですね。

で、なんか雪がなくなったと思って、ちょこちょこ下っていたらもう沢にある橋のところまで着きました。下りは速い。

所感

ガスの動き

そういえば、真教寺尾根を登った時もガスだったような気がする真教寺尾根から登って、県界尾根から降りたんですけど、あの時もなんか山頂はガスだったような気がしますね。何でしょうね。


ガスに好かれているのか?とにかく、学んだことはですね。4 月から 9 月ぐらいの間は完璧な晴れ予報じゃない限りは、もう 9 時にはガスが上がってくると思っていいですね。

で、意外と 9 時 11 時ぐらいはガスってるけど、12 時以降は意外とガスが取れてる雲が上がりきっちゃうんでしょうね。きっとちょうどその雲が。山頂とか稜線上に停滞する時間帯がその 9 時から 11 時ぐらいなんじゃないでしょうか。


なので、山頂に 9 時前にはつけるような行程を組むか。

結構きついんですよね。それだって前泊とかしなきゃいけないし。それか、もう 12 時以降に山頂に着くようにするかですね。


そうすると夜遅くなっちゃいますけど。ちょっと計画の組み方を考えたいなと思いました。

エネルギー源

朝のおにぎり二つで500mくらいは登ってて、意外といけるじゃんと思っていたらそのあとシャリバテした。300m登った後くらいから行動食をちょこちょこ食べながら行くほうがいいのかもしれない。

行動食抑えたほうが山頂での飯が旨いんだけど、シャリバテしたら意味ないもんなぁ。
あと、やっぱりSOYJOYは正義。食べやすいし美味しく食べられる。

今日たまたまもらったポリッピーを持ってきていたけど、これも結構おいしく食べれた。
ただのナッツとかは好きじゃないから、これをボトルで持っとくのもいいかもしれない。

服装

今回GWということもあって、悩んだ。
予報では山頂付近は5℃。しかし前日の平地の感じだと暑い。
杣添尾根は登山者が少なく、直近のレポもあまりない。

悩んだ末、長ズボン、上は長袖タイツの上に半袖を着て、寒かったらそこにフリースを着ようと思い持って行った。
それが結構正解。

終始12℃-17℃程度で風もなく、快適だった。

山頂での休憩時のみフリースを使った。
多少肌寒くてもウインドブレーカー程度でも大丈夫だろう。

どうしてもGWあたりは状況が読みにくく、リスクを見て持ち物が多くなる傾向にある。
夏や秋、冬はだいたい分かっているから全く使わない装備ってあまりないんだけど、この時期が残雪もあるし一番難しい気がする。


そういえばどうでもいいけど、乗り換えたUQが職場で繋がらなさすぎたので、我慢ならず半年未満でahamoに乗り換え。

最近の機種はバッテリー持ちもいいので、日帰りだしと思って機内モードにせずに行ってみた。

docomo電波で思った以上に樹林帯でも電波があった。八ヶ岳だからかな?

さすがに沢まで降りると電波なかったけど。

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