日帰り登山:子連れで丹沢の塔ノ岳・鍋割山周回
スッキリしない天気のGW、4日は晴れると言う事で息子と丹沢へ。
丹沢は最初の頃にヤビツ峠から登って以来。
早朝の綺麗な景色に感動し、バリエーション富む登山道やシャリバテの経験など、思い出深いです。
今回は表丹沢県民の森から塔ノ岳、鍋割山を周回するルートです。
表丹沢県民の森~小丸尾根
6:30頃着きましたが、既に駐車場は満車で路駐が出始めた頃でした。
まだ路駐の最初の方だったので良かったです。
坂道なのでサイドを慎重に引いて出発。
最初は林道を歩いて二股の分岐まで向かいます。
ゲートを抜けて林道を歩きます |
橋を渡ると左手にショートカットが |
藤の季節ですね |
釣り人用の道でしょうか? |
林道に合流。ヒル対策の塩が置いてあります。 |
渡渉。増水対策か橋が高い。 |
分岐まで来ました。 |
行きは訓練尾根と呼ばれる小丸尾根から登り、塔ノ岳をピストンして鍋割山、後沢乗越から二股に下ります。
遭難しやすいと書いてあったけど、林業の道もあるからかな?
杉林から登るよく整備された道でした。
ただ稜線近くまで展望がなく、ひたすら登るので訓練尾根と呼ばれるんでしょうか。
山ツツジはこぶりです。 |
朝日が綺麗 |
杉林を登って行きます |
よく整備されてますね |
一旦なだらかに |
ちょっと歩かせます。 |
最初は杉林を登り、しばらく行くとなだらかな部分に出ます。
林業用の脇道が多いですが、きちんとロープが張られているので分かりやすいです。
なだらかな部分を過ぎると急傾斜をジグザグに登り上げていきます。
途中からは木の根の尾根をひたすらに登ります。
フウロかな |
馬酔木の葉が綺麗 |
抜けました |
登り切っていくと展望が開けて富士山や箱根駒ヶ岳が見えて来ます。
展望が開けてからは少し歩くと稜線の分岐に出ます。
ここで一休み。
息子と芋けんぴを食べてお茶飲みます。
芋けんぴが案外良い感じ。美味しいしサクサク食べられます。
箱根駒ヶ岳が見えます。周辺減光がひどい。 |
小丸分岐~塔ノ岳
丹沢の稜線はなだらかで気持ちがいい |
元気に歩きます |
これくらいなら平気 |
寒くないよう着込ませてます |
桜がまだ残ってた |
稜線上はなだらかだったので、息子を歩かせます。
木道に苦戦しながらも、行き帰りで2km近くは歩きました。よく頑張った。
どうやら下りの方が苦手みたい。父とは逆です。
大倉尾根と合流後からの登りは中々キツい。
塔ノ岳はどこから登っても最後がキツい。だから塔ノ岳なのか。
40kgを背負った歩荷さんにもお会いしました。
以前見た方とは別の方でしたが、相変わらずここの歩荷さんは凄いです。
大倉との分岐。人が増えます。 |
歩荷さん |
もうひと登り。 |
12kgの息子にヒィヒィ言いながら、なんとか山頂まで登り上げました。
山頂は中々の人出。まぁ皆さんどこも行けなくてアウトドア、ってなるんでしょう。
山荘で三ツ矢サイダーをいただいて、お昼にします。おにぎりとパンで息子と。
ベビーキャリアで息子の荷物やらも入れるとクッカーを持ってくる余裕がないんですよね。
15時ごろの下山になりましたが、結構車ははけていました。
ただ息子はおにぎり美味しそうに食べてたので良しとします。
微かに南アルプスも見えます。あれは白峰三山かな?いつ行けるかなぁ。。。 |
偉大なる凡庸 |
この眺めが素晴らしい |
こちらはヤビツ峠側。こっちもキツイけど楽しいコース。 |
こちらの山荘内はさして混んでいませんでした。 |
ショベルカーが。何か建てるのかな? |
見納め |
下ります。 |
塔ノ岳~鍋割山
塔ノ岳から鍋割山に向かいます。
息子がモンベルのキャリアに対してもう重すぎるのか、載せると腰に荷重が乗らずほとんど肩に来てしまい疲労が凄いです。
登り返しをなんとか登ったら、なだらかな部分は歩いてもらいます。
息子の歩くペースだと、もちろんコースタイムより遅いですが計画に余裕を持っているため問題なさそう。
厳しければ小丸尾根から下山してもいいかと思いましたが、行けそうなので鍋割山まで向かいます。
塔ノ岳直下の鞍部を登り返したら、後はほぼなだらかに鍋割山まで行けます。
ワンちゃん連れの方も結構いました |
チングルマみたいだけど、違うかな |
竜胆だ! |
よっ |
小丸の分岐まで来た |
本当は鍋割山で鍋焼きうどんを食べる予定でしたが、塔ノ岳で満足しちゃったのと、時間的に食べる時間は厳しい事もあり、今回はやめておきました。GWという事で小屋の方もてんてこまい。
飲み物だけ買いました。その間息子がキャリアで爆睡してたんですが、近くにいた女性が見てましょうか?と声をかけていただき、大変助かりました。
ありがとうございました。
乗越。 |
鍋割山~後沢乗越~二股
後沢乗越に向けて下ります。
展望は良いですが、かなりの急傾斜が続くのでこれはこれで大変です。
こちらを登りに使うなら鍋割山ピストンがいいですかね。
後沢乗越まで来た頃にはもう膝がガクガク。久しぶりです。
息子の位置が高く、バランスが良くないのも負担になってるように思います。
モンベルのベビーキャリアは子供が10kgくらいまでにしておいた方がよさそうです。
しかしこのあたりで既に14時前くらいでしたが、ここでまだ登ってきている子連れの家族がいて、大丈夫か?と思いました。
山頂まで行くと確実に帰り途中に暗くなります。
途中で引き返してくれればいいのですが。
えらくしっかりした橋だ |
滝。息子曰く、大きいジャー。 |
沢まで下れば、後は林道です。 |
沢まで下ってきたら後は林道を戻るだけです。
ここで降ろせる!と思いましたが、思いのほか林道の砂利が大きく、息子は歩けないみたい。埒が明かないのできついですがもう一度載せます。
最初の橋を超えたあたりからは車も入っているのか砂利が細かくなってきたので、降ろして一緒に歩きます。
ここの林道が1時間近くあり、中々長いですね。
終わったー |
15時ごろの下山になりましたが、結構車ははけていました。
トレランの人が多かったので、早くに下山して帰った人がいるのでしょう。
所感
丹沢山塊
とにかくよく整備されており、人がたくさん入っている山です。
だけどルートによっては歩き甲斐、登り甲斐もあり、展望も良く富士山も綺麗に見えて満足感が高いです。
ルートによってはトレランの人が多いので抜かれまくるのが少し気を使いますが、まぁ走りたくなるのも分かる気持ちいい道です。
街から近くアクセスも良く、コースタイムもルートで様々選べて、コースバリエーションも豊かでそれでいて展望も良い。
人々に愛されるお山だなと思います。
近所だったら間違いなくホームコースになると思います。
ただまだ表丹沢だけで、裏側は行ったことがないんです。
次に来るときは裏の丹沢も見てみたいですね。
APS-Cカメラ
久々に山にDX(APS-C)のZ50を持ち出してみました。
レンズはSIGMA 17-70mm f2.8-4 ComtemporaryとAF-P 10-20mm。
軽くていいものの、FTZの分やはり嵩張ります。
17-70は簡易マクロで結構寄れるので花を撮るのには便利ですが、周辺減光がひどく、晴天の青空を入れた構図は難しいなと思いました。ヴィネットコントロールで補正しきれないし、Lgihtroomの周辺減光補正だと必要ない所が明るくなってバランスが取れない。
17-70はやはりZ50には少し不釣り合いで、これならZ6&24-70持ち出すよな、と思います。やはりキットの16-50を使うべきか。
家で使う分には17-70いいんですけどね。
Z50&16-50&10-20であればかなり軽量登山が可能です。が、花撮りだけは対応が難しい。悩ましい。
またやはりAPS-CはRAWの現像耐性が低いというか、色を出しにくいというか。
まぁ後半は大気がガスり気味だったのでそれもあるかもしれないですが、あまり思うようにいかないなという印象。
またZ50はWBが安定するのに時間がかかりますね。さらに言えば液晶、EVFの色味が撮影時は問題ないものの、再生時に高温側に転ぶ。写真自体は家のモニターで再生すると問題ない。
Z6ではほぼ感じないので、Z50の処理能力と液晶の質の問題でしょうか。
ベビーキャリア
ちょうど去年の今頃、息子が1歳4ヶ月くらいの時に買いました。
その頃の息子は8kgぐらいだったように思いますが、今や12kg越え。
買った当初は全然いけるなぁと感じていましたが、今回はコースタイム長めだった事も有り、かなり応えました。
特にモンベルのキャリアは腰パッドが薄く、日帰りザック程度のものです。フレーム無し。
また息子はじっとしていないか、爆睡すると頭を垂れるためとてもじゃないがうまくバランスをとれず、腰に荷重を載せられません。
腰じゃなくて歩荷さんみたく背中で背負うのがいいのか?
分かりませんが、とりあえずこれ以上は辛いなと感じました。
またオムツや上着を入れるとクッカーすら入らないので、調理も難しいです。
またボトルホルダーがないため、息子のお茶をいれておく場所がありません。(肩のボトルホルダーは自分の水分)結局前掛けのSWINGにレンズと一緒に入れておきましたが。
いろいろ既に役不足感が否めませんが、他のメーカーのもの(オスプレイ、ドイター)はそのあたりは良さそうなものの、値段は4万円からと高価。しかも3歳までというのが多い。
今年はこれで乗り切って、早めに自分で歩いてもらうのがいいかなぁ。
それとも二人目を見据えて買いなおすか。うーん悩ましい。
駐車
帰って来た時、ゲート手前の通行止めのバリケード奥にバイクが横止めしてありました。
軽トラックくらいならなんとか通れそうですが、林道に止めてあった林業関係者のものであろうパジェロなんかは通れないんじゃないかと思います。
少し気を使って縦に停めればいいものを、何故あんな止め方をするのか理解に苦しみます。
他にも路駐で明らかに車が通れないようになってしまっている部分もありました。
こういう事が多くて林業関係者などの通行に支障が出た場合、封鎖されても文句は言えません。こちらは趣味でやってるわけですから。
当たり前とも思える気配りが欠ける事で、自分たちの首を絞めていく事に気づかないのか、気づいていながらどうでもいいと考えているのか。
難しいなと思いますし、少なくとも自分はそうならないようにしなければいけないと思います。
忘れ物
今回は万全!と思っていましたが、なんとインソールを忘れてくるという悲劇。
毎回山の後はインソールを外して乾かしているんですが、それが裏目に出て入れ忘れてしまった。
とりあえずは問題なかったですが、心持ち足の裏がいつもより痛い。
忘れ物を無くしたいですが、毎回何か忘れてしまいます。困ったもんだ。
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