Nikon Z50にPERGEAR 25mm F1.8をマウントしてみた話


標題の通りです。

我慢出来ずについに手を出しました。

禁断の中華激安レンズ。

それでは行ってみよう。


背景

中国メーカーのレンズと言えば有名所は焦点工房が取り扱う中一光学、七工匠、銘匠光学などですね。何気にストロボのYONGNUOなんかもFマウント用は出してたりしますね。

広角が得意なLAOWAなんかもあります。

しかし上記は中国製ですがそこそこ良いお値段がします。(YONGNUO除く)

そして基本MF。

LAOWAなんかはそれでも欲しいと思うレンズがあったりします。


しかし今回の目的は。。。Z50に似合うコンパクトな単焦点が欲しい。

外ではキットレンズでいいんですよ。だけど室内。

暗めの室内、即ち普段の家の中、夜ご飯の後のマッタリタイムに子供を撮ったりしたいわけです。しかしそんなよくあるシチュエーションにキットレンズはちょっと役不足。

仕方ないよね。ズームであのコンパクトさは暗いF値だからこそ。

APS-Cなんでそこまで高感度も強くない。だからそこは単焦点にしたいけど重くデカクはしたくない。


というわけです。

そもそもNikon純正でそれがあれば純正で良いわけです。瞳AF使えるし。

だけど現状ないわけです。

マウントアダプター介すればコンパクトな単焦点はありますが、マウントアダプター介する時点で既にコンパクトではないわけです。

だけどZ50はサブ機なのでそこまで高額なレンズをつける気もあまりありません。


その葛藤に答えたのが


PERGEAR


という中華ブランド。

OEMもありそうな感じです。そしてNikon Zマウント用として25mmF1.8と35mmF1.2、12mmF2をラインナップしています。10mmF8のボディキャップレンズなんかも出たみたいですね。

コンセプトはおそらく、とにかく軽く小さく安く、かと思います。


Zマウントに関してはレビューがまだほとんどないものの、どうやら富士Xマウントでは比較的使われている様子。

描写は細かい事は言わないけりゃ悪くない模様。


そしてなんたって8000円以下で買えるコスパ。

国産じゃこのコスパではいろんな意味でもう出せないですね。


という事で購入に至りました。

開封の儀



こんなんに入ってました。Zeissの箱に似てるとか似てないとか。
Zマウント用はフード同梱されてないって書いてあったので別途発注しといたんですが、入っとるやないかい!

まぁ広角用のフードの方が質感も良かったので買ったやつを使います。

ご対面


超絶小さい

なんとも言えぬほどの小ささです。
SONY Eマウント用に合わせてあると思うので、Zマウントに合わせるようにマウント部だけデカイです。だけどそのおかげでZマウントで使える。

文字は安っぽい感じだし、絞りリングにクリックを設けないなどコスパ最優先感は否めませんが、金属マウントだったり鏡胴の一部が無塗装?で逆に良い味だしてたり。

フィルター径43mmって小さすぎでしょ。
そしてまぁー軽いです。おもちゃですか?って感じ。
だけどそれが悪いわけじゃないんです。ここまで割り切れてるところがいいんです。



Z16-50と比べるとこんな感じ。
収納性は大して変わらないですが、鏡胴がさらに細いですね。かわいい。

マウントへの接続はスムーズですが、純正レンズより若干緩いかな?
でも隙間があったり脱落しそうとかそういう事はないです。

ただリアキャップが若干問題で、このレンズに純正リアキャップはゆるゆるです。
おそらくマウントにはまらない、ダメージを与えないようにか分かりませんがレンズ側の嵌合部を細くしているため、嵌合部がより太い純正のリアキャップではゆるいのです。
焦点工房のマウントアダプターも同じでしたね。

ここで困るのは付属のリアキャップしか使えないので、レンズ交換時にリアキャップの共用が出来ないということ。これが意外とめんどい。
けどまぁ仕方ないですね。

この安さなら文句言う気も起きません。

撮影画像


さて肝心の描写です。

解像度

解像度は悪くないです。ピント面の中心は単焦点だな、と思えるレベルには解像しますし、
風景でも絞って撮れば気軽に使う用途なら全然問題ないです。

ピント面の解像度は悪くない

遠景はそんなに解像しないですが、まずまずといったところ。

1/400ISO 250

逆光耐性

状況による、といったところでしょうか。

1/4000ISO 100

これくらいなら許容範囲ですよね。というか全然良い。


強烈なフレアですね。
太陽を構図に捉えるより、構図外にある太陽光の斜入射でゴーストやフレアが発生するようです。しかしこういうレンズ、と思えばそんなもの。お遊びレンズとしてはむしろ面白くて良いくらいです。

色乗り

昼間の色が出やすい光の下では程よく色が乗る印象です。


青空の写りも良いですね。



ボケ

ボケはうるさめですかね。
遠景はさして気にならないものの、最短撮影距離で撮影すると背景のボケは整理しておかないとうるさめになります。
APS-Cなのでフォーマットなりと言えばそんなところ。





ピント面はカリカリで浮き立つという類ではなく、ちゃんと解像しているものの、柔らかめな印象です。そこからなだらかにボケてるかな?

最短撮影距離はこの焦点距離ならもう少し寄れると良いかなと思いました。

まとめ

総じて新品1万円以下のレンズとしては十分な性能と感じます。
AF出来るレンズが出てくるまでのつなぎとしてはしっかり役目を果たせそうですね。

日本のメーカーはユーザーからの高性能を!という圧力を受けて大きく重くならざるを得ないのか、それとも自分達の限界を突き詰めたいからなのか。

安く小さく作ると性能が悪いと言われ、性能を立たせると大きく重いと言われる。

そのバランスをうまく取るのは難しいですね。

NikonのZ28mmがこれより一回り大きいくらいでAF出来て3万円くらいなら何もいう事ないんですが、さすがにフルサイズも使えるレンズみたいだから5万円はするかなぁ。。。

とかなんとか言いつつpergearの性能や質感は十分な事が分かったので、ほかの35mmf1.2や12mmF2なんかも買っちゃおうかな。。。12mmF2とか軽いしフィルターもつけれて星も行けちゃうんじゃないかな。。。沼ぬましぃ。


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