日帰り:木曽駒ブルーと雪の宝剣岳
年末くらいから木曽駒に行きたいねと話をしていたので兼ねてよりの木曽駒へ。
SCWの予報はほどほど。
雲はあるけど薄めであり、通常の予報は晴れ、てんくらはA。風速も4-5m/s。
最悪ガスっても山頂にはいけるでしょうと踏んで。
菅ノ台駐車場~千畳敷
駐車場には7時前着。
しかしその時点でも既にバス待ちの列が。。。
そそくさとザックを置いて後はゆっくり準備体操に朝飯を済ませます。
8時前にはチケット売り場が開いたので往復券を購入。
8:15には始発が来ますが、なんと数人前で満車・・・!
次は1時間後かぁ~と絶望するも、臨時便が出るとの事!
どうやら混雑が予想される天気の良い日は臨時便を出してくれるみたいですね。
ありがたや。
10分ほどで臨時便が来たので無事乗り込んでロープウェイへ。
ロープウェイも乗り場でしばらく待機。
千畳敷に出たのは9:30過ぎでした。
やはりこれを一人でいるのは中々辛いから、ロープウェイで来るときは人とくるのが良いですね。
千畳敷~宝剣山荘
これぞロープウェイのありがたみ!
最初からこの絶景です。
しっかり雪もついていて雪山を手軽に堪能するにはもってこいですね。
心配していた雲もなんのその、最高の青空が拝めました。
既に前日までのトレースもあるため、トレースに沿って歩いていきます。
カールの中腹まで来ると傾斜が一気にきつくなります。
ラッセルだと辛いだろうなぁなんて思いながら、この日は比較的雪も締まっていたためサクサクと登り上げていきます。
このあたりがなかなかキツイ |
ヴィネットをオフにしたら周辺減光がすごい |
宝剣岳を間近に見ながら登ります。
中々ゴツゴツとした宝剣岳ですが、距離はそこまでないですね。
宝剣岳 |
面白い形の雪 |
稜線に出ます。こちらは伊那前岳方面 |
宝剣山荘~木曽駒ヶ岳
三ノ沢岳。雪もまた素晴らしい。 |
暖かいですね |
宝剣山荘を通り過ぎて中岳を超えます。
中岳までは少し風が強いですね。
中岳を過ぎるとかなり広い鞍部に出ます。
鞍部は風が少なく、穏やかに歩けます。しかしここでホワイトアウトすると辛いですね。
方向を見定めないとかなり怖いでしょう。
ちょっと雲に隠れてますが、御嶽が綺麗です。 |
振り返ると凍っている部分の照り返しがすごい |
最後の登りを緩やかに登ると山頂です。
夏の山頂は硫黄岳のようなだだっ広い印象でしたが、冬は雪が積もっているからか
案外平という感じではありませんでした。
すっかり埋もれている |
軽めの海老のしっぽ |
ここまで良く晴れてくれて本当にありがたい限り。
御嶽、乗鞍、穂高連峰、八ヶ岳、南アルプスとどこを向いても素晴らしい景色です。
乗鞍に穂高連峰 |
甲斐駒、仙丈、白峰三山 |
八ヶ岳も蓼科山~権現まで見える |
皆さん続々と登ってくる。条件が良いと大人気ですね。
カール上部までサクサク戻る。
駒ヶ根ソースカツ丼を食いたくてそのまま下ってしまおうかと思いましたが。。。
やっぱりこんな天気で宝剣岳に行かないのはもったいない!
見れば見るほど、行かないと後悔する気がして、自信はないけれど行ってみる事にしました。
とても近い |
かなり切れ落ちています |
アイゼン、ピッケル、鎖を使って慎重に |
案の定中々にハードなコース。
特に途中のトラバースで鎖もなく、足場が雪庇になっているところしかなかった部分はかなり緊張しました。
崩れたら落ちるやん。
短かったため、集中力を切らさずにどうにか登り切りました。
穂高縦走はこれが何時間も続くと思うと、厳しいコースですね。
何はともあれ頑張った甲斐があって空木岳までしっかり見える!
素晴らしい景色です。
美しい空木岳 |
素晴らしい眺め |
居合わせたベテランな方は一度登ってきて誰もいなかったから、帰りにまた寄ったとの事。
すごい。
写真を撮っていただく時に岩の上に乗ってみなよと勧められ、ビビりながらも立って撮影。
へっぴり腰です |
これから向こうに下られるとのこと。すごい。 |
光線の向きが変わって南アルプスが順光になり、クッキリ。 |
後は慎重に鎖場を抜けたらカール上部に戻り、そこからはザクザクと下っていきます。
途中滑落停止の練習もしてみましたが、もうちょっと凍っていないと意味がないかな。
ちょっと雪が緩すぎる。
シリセードも楽しい |
見納め |
下りも混んでました |
ロープウェイは余裕をもって来れたので、早めにザックで順番取っておいてコーヒーで一服。下るころにはかなり並んでいました。
駐車場まで戻って終了です。
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